歯科ボツリヌス(ボトックス)治療

歯ぎしりや食いしばり、それらからくる首こり肩こり等でお悩みの方が近年ふえてきています。
多くが無意識で食いしばっていている方や、眠っている最中に歯ぎしり食いしばりをしている方で、歯ぎしり食いしばりで歯にヒビが入って虫歯になられたり、歯や歯根が破れたりする方も増えてきました。
歯ぎしり・食いしばりは歯を破壊し、身体にも様々な障害を起こしますので、放置せずに早めに解決することが望ましいとされています。

ボツリヌス治療で得られるメリット

  • 歯ぎしり、食いしばりの改善
  • 顎関節症の改善
  • 発達した咬筋を弛緩させる(いわゆる小顔効果
  • 歯ぎしりが原因の歯周病治療による原因除去
  • オトガイ(顎の梅干しジワ)の改善
  • 花粉症、口呼吸の緩和

歯ぎしり・食いしばりの原因

過蓋咬合が原因かも

過蓋咬合とは、下の歯に上の歯が覆いかぶさるほど深い噛み合わせで、不正歯列のひとつです。奥歯で強く噛みしめてしまいます。また、噛み合わせのバランスが悪いとその部位を無意識に削ろうとして歯ぎしりする方もおられます。この場合は咬合調整や歯列矯正と共にボトックス治療で改善していきます。

ストレスが原因かも?

現代社会や人間関係によるストレスなど、様々な要因で歯ぎしり・食いしばりをしてしまう方が増えてきています。また、パソコンやスマートフォンの普及で下を向く姿勢が増えたため上下の歯が当たる時間が増えたことも要因の一つでしょう。ボトックス治療を半年に一度位、定期的に行うことで、歯ぎしりや食いしばりの辛さを改善できる可能性があります。

歯ぎしり・食いしばりの弊害

  • 首こり、肩こり、偏頭痛
  • 熟睡できない(起きた時の倦怠感や顎の疲れ
  • 顎関節への過度な負担による顎関節症の発症
  • 歯が欠けたり、折れてしまう可能性がある
  • 虫歯になりやすくなる
  • 詰め物、被せ物が外れやすくなる
  • エラが張る、顔が大きくなる(咬筋が発達してしまう)
  • 歯の摩耗
  • 歯周病を進行させてしまう

歯ぎしり・食いしばりを行うことで、このような弊害が起きやすくなります。

ボツリヌス(ボトックス)治療の効果の維持力

効果の持続力には個人差がありますが、4〜6ヶ月が概ね目安となっています。永続的な効果があるわけではありませんので、定期的に治療を行うことで効果の持続と改善が顕著になります。また、持続時間が長くなっていく傾向もあります。

定期的な治療で現在の状況を歯科医師にお伝えしながらどれだけ継続するべきかを話し合いましょう。