虫歯
虫歯の原因となるのは…
虫歯の原因となる「ミュータンス菌」は、もともと私たちのお口の中に存在し、食べ物から酸を作ります。この酸が増えてくると、お口の中は次第に酸性へと変化してしまいます。すると、歯が溶け出してしまい、この状態が虫歯の始まりとなるのです。
虫歯を放っておくと…
虫歯の症状は最初、歯の表面のエナメル質が溶け始めるところから始まります。この段階では、歯が自分で修復し、元通りに治ることもあります。
ところが、象牙質まで進行すると、徐々にしみはじめます。
さらに神経まで到達すると、激しい痛みを発するようになります。
神経の治療
虫歯が進行して歯の神経まで侵されてしまった場合は、神経を治療する必要があります。冷たいものがしみるだけでなく、温かいものまでしみるようになると、虫歯が神経まで進んでしまった可能性が高くなります。
そのままの状態で放置すると、細菌が神経管の中で繁殖し、最悪の場合、顎の骨まで広がる場合もあります。
菌に侵食された神経は、ボロボロになって死んでしまいますので、切除し、消毒する必要があります。最悪の事態を避けるためにも、歯科医院での定期的な検診を受けるようにしましょう。
虫歯はこんなふうに進みます!
虫歯の治療法
1. コンポジットレジン修復
虫歯をとって、白いレジン樹脂で修復していきます。
前歯が虫歯で欠けたところは、コンポジットレジン修復をします。
2. インレー修復
歯と歯の間にできた虫歯や、大きな範囲で虫歯になった場合は、型を取って治療します。
3. クラウン修復
虫歯によって、歯冠の形態保持が困難になった場合、被せをつくります。